うべが、彫刻のまちと呼ばれる理由。
Construction Kit Animal/Hans SCHOHL
彫刻のまちの、始まり。
「緑と花と彫刻のまち」と呼ばれる宇部市ですが、はじまりは戦後の混乱期、人の心とまちに潤いを取り戻すために始まった「緑化運動」と「花いっぱい運動」です。それらの活動とあわせて、自然と人間との接点として、「宇部を彫刻で飾る運動」が広がり、1961年に「宇部市野外彫刻展」が開催されました。「まちづくり」にアートを取り入れた試みとしては、国内初の事例とされています。数十年がたった今、数え切れないほどの彫刻がこのまちを元気にしてくれています。
時空ピラミッド/北川 太郎
コレも彫刻?
ユニークな作品があふれる
アートなまち。
時空ピラミッド/北川 太郎
「彫刻」といっても、小さなものから大きなもの、面白いものからカッコイイもの…アーティストの感性、個性あふれる作品がいっぱい!「これってなんだろう?」「どうやって作るの?」ついつい写真にとってSNSにアップしたくなっちゃいます!そんな作品に座って休憩するおじさん、無邪気に遊ぶ子どもたち…そう、彫刻は宇部市民にとって作品というより、もっと身近な日常に溶け込んだものなのです。
アフターアップル/石上 和弘
アーティストたちが競う、 2年に一度の彫刻の祭典。
ときわ公園のUBEビエンナーレ彫刻の丘では、1961年以来、大規模な野外彫刻の公募展「UBEビエンナーレ(現代日本彫刻展)」を2年に一度開催しています。これは日本最大級の野外彫刻の国際コンクールで、市所蔵の野外彫刻作品は、国内屈指のコレクションとしてますます充実しています!開催の前年に模型作品の公募・一次審査を行い、開催年に実物制作に指定された作品の展示・二次審査を行います。まちにあふれている作品は、このコンクールの歴代入賞作品なんです。