休日も気づいたら二人で仕事のようなことをしています

前田 稜汰さん
前田 ひかりさん

Ryouta Maeda,Hikari Maeda

大阪府から移住

京都府出身の稜汰さんは山口大学工学部へ入学し宇部市で学生生活を送り、大阪に本社がある建築関連の会社へ就職。山形県出身のひかりさんは、地元の看護学校で看護師と保健師の資格を取得後、学生時代から行っていたデザイン業を本職に。グラフィックデザインや執筆、福祉までを横断するフリーランスとして活動。2024年に入籍後、同年9月宇部市に移住。

移住されたきっかけを教えて下さい。

稜汰「私は都会での勤務が続いたため、心機一転して環境を変えたいと思っていました。妻は瀬戸内方面へ仕事の拠点を移したいと考えていて、ちょうどお互いの時機が重なったので、二人で移住することを決めました。全く馴染みのない新しい土地への移住は難しいと思ったので、私が大学時代に暮らしていた山口県に決め、転職活動も視野に入れ山口市、宇部市、下関市、山陽小野田市あたりで検討していました」

最終的に宇部市に決められた理由は何ですか?

稜汰「大学時代に宇部北部の田植えのボランティアに参加したことを機に、楠クリーン村さんと出会いました。卒業後も定期的に連絡を取っており、業務改善支援や遠隔設計支援を行っていました。お世話になっている方々もいてご縁も感じたので、宇部で暮らそうと思いました。また大学時代の知人も多く、土地柄も合っていたこともあり、二人での移住の後押しになりました。あとは大阪府民を対象にした移住支援があったのも良かったですね」

ひかり「移住サポートをしてくださった大阪事務所のアドバイザーの方の対応も手厚くて。また宇部市の移住担当の方もタイトな日程の中調整してくださり、オーダーメイドツアーにも参加でき、短期間で宇部の魅力を知ることができました」

宇部市の魅力はどんなところですか?

ひかり「私はときわ公園がお気に入りで、移住の決め手になった一つが常盤湖です。第一印象は北欧みたいだなと思いました。森の中にポツンとある常盤湖は、北欧の湖みたいな美しさがあり、こんな場所が家の近くにあったら幸せだろうなと心が動かされました」

北欧のデザインなどもお好きですか?

ひかり「はい。北欧は日照時間が短い時期があるため、家での暮らしを豊かに営もうとする考え方が好きです」

宇部での暮らしはいかがですか?

ひかり「宇部で暮らして半年ですが、心地よいです。仕事面では、引き続きオンラインでデザインの仕事を続けられていますし、生活面でも不便と感じることはないです。移動がしづらくなることを懸念していましたが、宇部はアクセスが良いですね。空港もあるし、大阪、広島、福岡には新幹線ですぐに行けるので、気軽に出張もできて本当に便利です」

休日はどのように過ごされていますか?

稜汰「私は建築事務所に就職したばかりなので、スキルアップのため一級建築士の資格取得を目指して勉強中です」

ひかり「私もデザイン面でお客様のサポートできることを増やすために、勉強に費やすことが多いです。あとは、新川あたりの喫茶店を少しずつ開拓するのも楽しみの一つですね」

稜汰「一緒にカフェや買い物に行っても『これはあれに使えるんじゃない?』 『じゃあこの情報収集に行こうよ』…と、気づいたら休日も仕事のようなことをしていますね(笑)」

公私ともに楽しそうですね!最後に、これからの目標や夢を教えていただけますか?

稜汰「私は一級建築士、さらには住宅診断士や電気工事士などの資格を取り、いろんな可能性を拡げていけたらと考えています」

ひかり「今はグラフィック中心のデザインをしていますが、今後はブランディングまでできるデザイン事務所を目指しています。また北欧で暮らしてみたいという夢があるので、近い将来、宇部と北欧の二拠点生活をしながら大好きな仕事を続けていきたいなと思っています」

ひかりさんのHP hitosuji, design office

楠クリーン村 公式サイト

やまぐち暮らし・しごと大阪支援センター