SENNNIN 芸術創者
山内 崇敬さん
Takanori Yamauchi
宮崎県宮崎市から移住
宇部市中部にある霜降山。その麓に広がる田園風景…そんなのどかな場所に突如現れるダイナミックな絵が描かれた建物!それが山内さんの工房です。2018年の12月に宮崎県から移住され、ここでどんな日々を送られているのでしょうか。
「宮崎で暮らしていた家が手狭になってきたので祖父母の家だったこの場所に引っ越してきました。創作活動はもちろん、当時は猫を13匹飼っていたのもあり広いスペースが必要だと考えていました。現在は8匹の猫のほか、亀とウサギ、ヤギ2頭、ニワトリ3羽がいます。いつかダチョウを飼うという夢もここなら叶いそうですし、絵が描けなくて行き詰まった時に叫ぶこともできるので(笑)。自然を観察して学ぶこともできるのでとても気に入っています」
お子さんの頃から絵を描くのが得意だったのですか?
「好きでしたね。ただ習ったことは一度もなく独学です。中退した大学も工学部でしたし。サラリーマンとして社会に出たこともありますが1年も続かず、体を壊したことを機に絵を描き始めました。自分にはこれしかないと思ったので二十歳の時に腹をくくり、無資格でやっていく覚悟を決めました」
現在はどのような活動をされているのですか?
「定期的に絵画教室を行っています。油絵、アクリル画、水彩画、粘土や木彫など、生徒さんの要望に沿って教えています。「教える」と言っても技術的なことだけで、「こうしなさい」と指図することはありません。「こうしたいのなら、こうしようか」とアウトプットをサポートするように指導する。その人の持っている良いところを伸ばしたいと常に考えています。私自身の活動といえば、ここ4年くらいは公募展を中心に活動してきました。現在も、一週間後が締切の作品を仕上げている最中です」
受賞された作品などはありますか?
「国内の公募展でグランプリに選ばれた「不屈」という作品があります。宇部に移住して半年経った頃に描いたものですね。いつかは海外の公募展で最終選考までいきたいですね」
やはり評価はモチベーションにつながるのでしょうか?
「モチベーションを上げるのが一番難しいです(笑)。賞はあくまで副産物のようなもの。うれしいですが一喜一憂しても仕方がないので、とにかく自分を信じて描き続けるしかないと思っています」
これからの夢を教えていただけますか?
「ガウディになりたい。彼の生き方にとても共感しているのと、建築デザインもやってみたいと考えているので。学校などで習っていない分、自分の中でジャンルがなく自由。それだけに猛勉強しないといけませんが、世界的な表現者になるという揺るぎない念いはあります。それだけは失わずにこれからも創り続けていきたいですね」
山内 崇敬 Takanori Yamauchi 公式サイト(絵画教室の見学や体験などの申し込みもこちらから)